家族性皮膚筋炎と戦う!チェリーのカルテ

5才6ケ月で、家族性皮膚筋炎と診断されたシェルティの、これまでとこれから

episode Ⅵ ~関節炎 2019.6.27~

11日ぶりの再会&お散歩。朝から曇りで夜から雨の予報だった。
月末の木曜日は15時半から病院→トリミングサロンとハシゴするのが習慣だ。
今日は母から「チェリーの後ろ脚のいつものところの後ろあたりが両脚とも少し腫れてるの。先生に相談してきて」と言いつかった。

病院の前に、森に囲まれた湖のほとりを歩かせた。
左目の横の脱毛部分が少し広がっているか。
でも元気。歩き方も異常無し。いつものようにしょっちゅうしょっちゅうこちらを振り返りながら前を行く。
湖を2周して、木陰で入念にブラッシング。
その時気付いた。
母の言っていた脚の腫れ以外に、肛門周りの毛が、やけに短い。
あれ?今までそんな風に感じた事なかったけどな?尻尾の毛がますます貧弱に、根元が短くなっている。
肛門周りは左右広範囲に部分カットしたみたいになっている。
誰か切った?切れ毛?自分で噛み切っている?
腑に落ちないまま病院へ。

顔の脱毛は、ジュクジュクしてなければ許容範囲として、このまま経過観察でいいとのこと。
お尻の毛は、脱毛しているわけではないので、まず誰か本当に切ってないか確認するようにとのこと。
そして脚は、、、レントゲンを撮る事に。

その結果。
関節炎が判明。
骨の周りに、薄い影のような写り込み・ギザギザに見える部分が、両後ろ脚と、背骨にもある。
その部分が関節炎だと、レントゲンを見せながら、先生は丁寧に説明してくださった。
10才を過ぎた犬なら老化現象として起きても不思議ではないが、チェリーは6才になったばかり。早すぎる。
人間でいうと、30代でリウマチを発症したようなものか。
発症したら、治ることは無いそうだ。治らないよね、リウマチなら。
でも人間と違って犬は短命だから、グニョグニョに骨が変形する前にたいていは寿命がきちゃうんだって。
今まだ元気なので、痛がったりびっこを引くようになったら痛み止めの投薬をはじめるんだって。

皮膚筋炎も関節炎も、同じ免疫疾患の違う病気。関連があるとは言えないそうだが無いとも言えないのではないか。
私はあると思う。歯周病と糖尿病の関連性がやっと最近証明されたように、まだ一般に言われていないだけで、あると思う。

チェリーは仔犬の時から体の使い方に癖があって、まず側対歩、そして回るときは時計周りしかしない。反時計に走らせようとしても綺麗な円ではなかなか走らない。
走らないんじゃなくて走れないんじゃないかと思うほど走らない。
甘えて前脚を私の肩などにかけてくるときの感触も、小柄な割に、思いの外太くて硬くて重い。
何だろう、どちらかというと馬みたい、犬みたいな馬みたいなのだ。
普段の身体の使い方に元々無理があって、小さなきっかけで炎症を起こし、そうなると持病のせいで悪化しやすかったのではないか。
そもそも両脚の謎の傷、あれはもしや、脚の骨に違和感を感じて舐め続けていたというのが真相ではないかという仮説が頭に芽生えて離れない。

チェリーはペットショップの売れ残りだった。
シェルティはブリーダーから買うべきだと聞いてはいたが受け入れた。
姿形がスタンダードから大きく外れているのは承知だったが、歩き姿も、走り姿も、
残念ながらシェルティらしい美しさには恵まれなかった。
その上健康な身体も与えてもらえなかった運命が、乱繁殖のせいならば、
この先どうかどうか、こんな子がいなくなりますように。
この病気も、治る日がきますように。

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