家族性皮膚筋炎と戦う!チェリーのカルテ

5才6ケ月で、家族性皮膚筋炎と診断されたシェルティの、これまでとこれから

Episode Ⅲ ~診断まで①~

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愛犬・シェットランドシープドッグのチェリーが、家族性皮膚筋炎と診断されたのは、2018年11月。この確定診断まで、長い道のりだった。言われて遡って写真をよく見たら、生後6ヶ月ですでに最初の兆候は出ていた。けれど、皮膚病だと気づくのに、5年かかった。

家族性皮膚筋炎とは、コリーやシェルティコーギーなど限られた犬種特有の遺伝性の皮膚筋炎です。原因も治療法もわかっていない膠原病です。遺伝性疾患であるために繁殖に用いてはいけません。

1才になる前から、チェリーはいつも顔のどこかを怪我していた。ごく小さなものだったので、ドジ犬だねぇ、と最初は笑って見ていた。それに尻尾。このコは尻尾が白いんだよ?散歩中、後ろから尻尾のさきっぽが見えてるの、こういうもんだっけ???それも笑って見ていた。最初のうちは。
やがて笑えなくなった。なぜだろう、どうしても顔にケガをさせてしまう、しかも目のすぐ横、同じところを繰り返し。尻尾も、さきっぽが赤くなったり黒くなったり、心なしか、少し短くなってるような、毛のない部分が増えてるような。その原因をみつけられないと自分達を責めた。庭の草木を片っ端から切ったり抜いたりしても変わらない。ぶつけそうな柱にタオルを巻きつけても変わらない。自傷行為も疑ってさらに自分達を責めた。