家族性皮膚筋炎と戦う!チェリーのカルテ

5才6ケ月で、家族性皮膚筋炎と診断されたシェルティの、これまでとこれから

episode Ⅶ ~2020.7~

f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824064057j:plain
夏はやはり少し悪化する。散歩は日暮れ時から山に行くことが多い。それでも庭先で日々紫外線は浴びてしまう。
一晩中雷が鳴り止まなかった夜、プチパニックを起こし暴れて顔と鼻の頭を擦りむいた。母がずっと抱いていたそうだ。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824064134j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824064207j:plain
お尻の毛がいよいよ短くなってきているので、トリミングの際、お尻回りのカットはやめた。もはや全く必要なし。あとはいつものようにシャンプー&マイクロバブル。今回は、「夏だからかところどころ皮膚が赤くなっています、なぜかフケが出ていました、それと、どこかでぶつけましたかプラプラしちゃっている爪がありますよ」と指摘をうけた。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824064247j:plain

episode Ⅶ ~2020.5・6~

f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824062931j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824063129j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824063226j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824063311j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200824063353j:plain
フィラリア薬は、昨年は前医よりモキシハートが出されたが、今年は私が選んでミルべマイシンチュアブルを現主治医にお願いした。初診がセカンドオピニオンだったので、その時に「皮膚はうちで診ますが予防は元の病院で」と言われたものだが、ここまで来たらまるっとお世話になる決意表明(んな大袈裟な)。
だって全身に何が起きても持病との関連を考えなきゃだし、この病気を知らない獣医さんが多い中、罹患犬を複数頭診た経験のある現主治医のような獣医さんは、たぶん相当珍しい。そもそも生検をしないとこの病気は確定できないわけで、病気を知らないから、シェルティで顔に問題が出ると、「これはコリーノーズですね」とこの病気を見逃されている
子はきっと多いと思う。前医は小動物から家畜まで幅広く診る良心的な先生だったが、チェリーに対しては5年間顔の傷をスルー、悪くしてから行った時に、「ここまで症状が出てれば私にもわかりますよ、これはコリーノーズです、ハイ、ステロイド」という、それは、全く批難には価しない、ごく普通の、対応だった。

episode Ⅶ ~2020.4~

2020.4.2

母は今だ入院中。
世の中はコロナ一色。
充分気を付けながら、それでも犬に罪はない、週2の散歩を現状なんとか死守。
無邪気なチェリーにこちらが癒される。

休薬中のうえ、月末より生理。
心配ではあるが今日までのところ、顔・脚・尻尾いずれ変わりなし。
ノミは、フロントラインを3週おき。
庭に出るノミが飛びつくのかお腹に時々見かけるのだが、前のようにフンがつくことはない。
脚はジュクジュクが乾いてちょっと前よりはいい感じ。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200404222901j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200404222930j:plain

episode Ⅶ ~2020.3~

2020.3.4

数日前に検診してもらい、経過良好、オペ後初めての山のお散歩。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200404215840j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200404215905j:plain

2020.3.15

3月9日、今度は主たる飼主の母が転んで(チェリーに転ばされて)入院。
父に投薬を任せるのは心配なので、3月10日より、アンチノール、リマプロストアルファデクスいずれも休薬。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200404220929j:plain
お見舞い道中のお散歩。ちょうど春めき桜が満開だった。

episode Ⅶ ~2020.2~乳腺腫瘍除去手術

【2020.2.1】

初めての入院。初めてのお泊まり。
バイオプシーの時に麻酔は経験済み。

朝お散歩してオシッコとウンチをさせて(なぜか水は飲まなかった)、11時前に病院入り。
手術が終わったら電話がくるので、やきもきしてるのもなんだし、日帰り温泉入ったりひとり蕎麦食べたりして(ありがとうチェリー)なんとなく近所にとどまっていると、3時過ぎに無事に終わったと電話があった。
今夜はこのままお泊まり。一応お泊まりグッズとしてクレート・ふとん・フード・リードを一緒に預けた。

f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202170821j:plain
さぁ、これから行くよのチェリー
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202170918j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202170958j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202171030j:plain
右後脚(一番上)がちょっと悪い


【2020.2.2】
朝まで電話は鳴らなかった。

10時、お迎え。

最初に会計を済ませ(121,000円也)、先生から除去した組織を見せていただいた。それはビンの中から恭しくつまみ出されたちょうど焼鳥のレバーひとかけサイズ。中の黒い部分が腫瘍で、検査には出すけどこの感じは悪性ではなさそうとのこと。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200203003132j:plain

ひととおり説明を聞き、荷物も先に車に積んで、いよいよご対面!

はたしてチェリーはしれっとしていた。

奥様先生曰く、ずっといいコにしていたそうだほんとかな。
オシッコとウンチをしないので、夜外に出したら逆に外を嫌がったそうだ。違うところに連れていかれると思ったのかな?
病院内では終始落ち着いていて、ごはんも欲しがって食べたそうだ意外。病院や先生方には、すっかり慣れていたんだね。奥様先生もご褒美をあげるようにフードを何回かに分けて与えてくださったそうで、さすが、上手、なついたのかも。ただやはりなぜか水は飲まなかったそう。
木曜日登山の下山途中から、不自然に水をあまり飲まない傾向あり。
今日から脚が汚れないお散歩はしてもO.K.、手術着は3日間着ておいて、毎日浸出液が出ていないか、傷口が赤くなっていないか、痛がったり痒がったりしないかをチェックするように言われた。手術5日前から休薬中の
血液サラサラのお薬は、一週間後から再開。
近くの広場に立ち寄ると、4回たて続けにオシッコと、ウンチもした。水も飲んだ。
ひと安心して連れて帰ると、調子が出たのか吠え続けるは跳ね続けるわで不安になった★
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202180746j:plain
痛々し・・くない!さすが繊細なオペ跡
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202174652j:plain
さっそく吠えまくり
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200202174720j:plain
おかえりチェリー

Episode 0 ペットショップの対応

診断がおりた時、購入先のペットショップにすぐに電話した。ブリーダーさんに連絡してもらって繁殖をやめてもらうためだったが、お客様センターの電話応対の女性も会社の対応も思いがけず素晴らしかった。チェリーを購入した中野店の現店長さん(チェリーを勧めた当時の店長さんはもういなかった)は日を置かずにはるばる手土産を持って隣県の我が家を訪ねてくださった。
実は、電話対応の女性も、店長さんも、会社の方も、会社指定の動物病院の獣医さんまでも、この病気を知らなかったそうだ。チェリーを見せて、私が説明をした。
何らかの保障はさせていただきたいとお申し出くださり、何度かやり取りをして、最終的に、購入代金全額を返してくれた。これ以上飼うのが嫌なら引き取ります、とまで言った。「それって殺すってことですか?」と聞いたら、「いやまさか、うちの会社、伊豆に施設があるんです。売れ残ったコもそこで里親さんを探すんです。私がこの会社を選んだのも、殺さないという創業者の信念がいいなと思いまして」
その現店長さんの辛抱強い対応で、ずいぶん救われた。購入時に加入した提携のペット保険は、母親がどうしても解約しろというので3年目に解約してしまっていたので、チェリーは無保険だ。だが、もし継続していたなら、チェリーの病気、つまり遺伝病でも購入時加入なら提携の特典で保険がおりたそうだ。普通ペット保険で遺伝病はカバーされない。チェリーと同じ日に新宿店で買ったポメラニアンのサクラの保険は継続しているので、先天性の病気も、膝蓋骨脱臼までカバーしてくれる。よそのことは知らないけれど、すごくいい提携だったんだなと感心してしまった。
この話を病院で話したら、奥様先生が、「どこのペットショップ!?こういう病気に、責任を持ってもらえるところがでてきたのねぇ!」と目を細めてくださった。そうか、普通は何もしてもらえないということか。
後日、店長さんの移動が決まった(まさか、チェリーのせいではないよね?)。何度も会社に掛け合ってくださった店長さん、ご自身も障害のあるワンコを飼っているらしく、親身に対応してくださった。「どこに行ってもチェリーちゃんのことはずっと忘れずに、気にかけてます」と言ってくださった。
無保険のチェリーの先の見えない治療は生涯続くのだけれど、法律上はあくまで【物】扱いの犬猫の、それでもちょっといい話にもなり。このショップオリジナルのトイレシーツが好きで(ほんのりベピーパウダーの香り)、今も普通に買い物に立ち寄っている。サクラにいたっては、今だに販売担当だったスタッフさんが見かけると声をかけてきてくれる。そんなコジマでよかったです。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200111004854j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200111004814j:plain
2013年7月1日。チェリーとサクラに出会った日。

episode Ⅶ ~2020.1~

f:id:sakurasaku-cherry0902:20200110231024j:plainf:id:sakurasaku-cherry0902:20200110231043j:plainf:id:sakurasaku-cherry0902:20200110231059j:plain
2020.1.9

12月はノミ対策に追われに追われた。フロントラインはチェリーには効果が1ヶ月は持続しないみたいで、20日を過ぎるとまたチラホラお腹に出没しやがった。でも、今やっていることを春まで頑張れば来シーズンはきっと大丈夫、と奥様先生に言われた言葉を信じて、週2ペースで、掃除機とお布団乾燥を続けている。

生理は今だ来ずのチェリー、本日病院初め。
6.25㎏。
乳腺腫瘍は、サイズは変わらず9㎜のまま。
良性か悪性かは、摘出したものを検査しないとわからない。状況的には悪性ではなさそうなんだと思う。絶対今切らないと!ってことではないけれど、自然に消えることはないそうで、放置して肥大すると痛いし、たとえ今良性でも後から悪性に変化することもあるので、今のうちに取ってしまった方がなにかと有利。今ならチョコっと切って、一晩お泊まりすれば退院翌日からお散歩も出来るくらいの手術ですむとのこと。手術、するっきゃないよね。私の仕事の都合で手術は2月1日に決めた。その日チェリー初めてのお泊まりになるから、パニックになっちゃった時は夜中でも迎えに来てって。
とは言え今日の術前検査でレントゲン撮ったんだけど、肺に転移が見られたらその時点で乳癌確定でそれだと多分もう手術しないことになるらしい。
いっそ全身麻酔のついでに避妊手術もしてもらえないものだろうかと後から思いついた。今さらだけど、チェリーの病気は、発情の度に悪化するらしいので。明日電話で聞いてみよう。

久しぶりにお顔の写真を撮った。冬場は、やはりお顔キレイ目に落ち着いてる。尻尾もジュクジュクはしていないけれど、色が黒くなってきたのはヤな感じ。後ろ足の脱毛部分も相変わらず舐めている。
病院で先生に毎回聞かれるが元気は、ある。走る?って聞かれるけど、イヤってほど、走る。


2020.1.16
今回も少し早めにフロントライン滴下。でも今日もノミは見かけなかった!

昨日おとつい、計三回吐いたらしい。理由はわからない。そのあと元気でうんちも普通、食欲もあるが、くれくれ言う割にはゆっくり時間をかけて食べていたそうだ。食べづらいのか、上品なのかわからない。チェリーは小さい頃から食事の時はクララお嬢様みたいだから(ちなみにサクラはハイジね、いやペーターか)。父母は気付いていないが前にも吐いた形跡を見かけたことはある。嚥下機能の低下でないことを祈る。

手術に関しては先日奥様先生から電話があり、乳腺腫瘍の手術は可能、一緒に避妊手術は不可能ではないけれどリスクが高まる、じゃあついでにっていう歳ではないということだったので、無理はしないことにした。


2020.1.30
あさって手術の今日のお散歩は、山登り。
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200201010740j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200201010810j:plain
f:id:sakurasaku-cherry0902:20200201010836j:plain
8:30 登山開始→12:00 山頂→12:30 下山開始→15:15 下山

行けるところまで行こう、でも行けたら登頂できるように、始発電車で向かった山のお散歩は塔の岳。降雪直後の晴天で、奇跡的に超軽装備で雪山を堪能できた。チェリー初めての雪歩き。すぐに慣れて雪をなめたり食べたりしてた。途中初めて抱っこ鞄も使ってみたが、これもすくに慣れて、入れられると休憩モードでくつろいでいた。
下山後その足でトリミングサロンのシャンプーへ。今回はノミ、0だった!嬉しい!
大変だったけど、幸せな幸せな、いい日になった。